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2007年03月19日

●プロの論理力!―トップ弁護士に学ぶ、相手を納得させる技術 |荒井 裕樹

プロの論理力!―トップ弁護士に学ぶ、相手を納得させる技術プロの論理力!―トップ弁護士に学ぶ、相手を納得させる技術
荒井 裕樹
祥伝社 刊
発売日 2005-09




なるべく他人には、読ませたくない本 2007-02-15
 本書の核である「論理的交渉力を高める七つの掟(P147)」、目次・脚注等に工夫を凝らし、それだけで事足りるようにした準備書面、これまでの判例を踏襲するのではなく、自らが新しい判例を創らせるのだという目的意識を持った論陣の張り方。

 これだけでも銭の取れる弁護士に違いないと思わせるし、もし読者に弁護士に依頼する機会があれば、このように対策を立てて欲しいと要求するタタキとしても活用できる。

 著者は、私生活でも日常生活の改善を論理的に考えて行動しているのだが、駐車場が壊れた時に2H程立ち会って、その損失分を上乗せ請求してせしめた話には、ワザワザ書くべきではなかったのではないかと思った。

 本人は、論理的請求なのだから、支払わせて当然と思っていようが、企業から見れば「もし訴訟になれば、それより多額のコストがかかるので支払っておこう」と「無理が通れば、道理が引っ込む」状態になっていると想像でき、それを多くの人が真似る事で、合成の誤謬を生む結果となり、アメリカのような訴訟社会になるのではないかと懸念されるからだ。

 私生活でどの範囲の人に同様の対処をしているかは書かれていないが、ギスギスした人間関係にならぬよう、本書で得た論理力の「使い方」を、読者は更に学ばねばならないだろう。


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