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2007年03月26日

●評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻 |皆川 ゆか

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻
皆川 ゆか
講談社 刊
発売日 2006-12-07




だからシャアに魅かれたのか 2007-01-14
小さい頃、シャアはとてもカッコイイ存在だった。

《赤い彗星》はアニメでは敵側という立場にいながら、主人公であったアムロよりも魅力があった。

でもそれは、単に強いとか、セリフが渋いとか、表面的な部分に魅かれたのではなく、

苦悩しながらも前へ進もうとする姿勢に魅かれていたのかもしれない。



子供の頃には意識しなかったが、シャアは決して成功者ではない。

輝かしい1年戦争前半に比べると、後半は惨めなくらいその名声が地に堕ちていく。

シャアは「自分が二流であることを自覚しながら、一流の目標のために動かねばならぬ不幸な人」であった。

そしてその立ち位置は、「逆襲のシャア」に於いても変わることはなかった。



人間誰しも、今そのときの力では持て余すような目標に立ち向かわざるを得ない状況に置かれることがある。

それでもなお、目的に向かって進む姿にとても身近なものを感じるからこそ、シャアという存在に魅かれたのかもしれない。



この本は、ガンダムをある程度知っていなければ読んでもさっぱりでしょう。

逆に、ガンダム世代は読んでみましょう。

苦悩の人生を歩んだ人間が、確かに存在したように感じることができます。


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